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リユース業界のための POSシステム解説
コモンプロダクツが長年開発してきたリユース向けPOSシステム。リサイクル・リユース業界が注目を集める中、「リユース向けPOSシステム」は、持続可能な消費の進展に貢献し、これらの業界に特化した技術の導入を推進しています。現在、多様化する消費者のニーズに応えるため、店舗運営を効率化するPOSレジシステムが欠かせないツールとなっており、特にリサイクルや中古品の取り扱いに特化したシステムは、商品の管理から販売までのプロセスをスムーズに行うことが可能です。本記事では、POSレジシステムの基本的な機能から、リユース業界における利用方法、さらには「MOOV」のトレーディングカードの販売に特化した機能までを詳細に解説し、それぞれの業種に最適なシステム選びのポイントをご紹介します。
目次
POSシステム・POSレジとは?
POSシステム(Point of Sale system)とは販売管理システムのことで、主に小売りや飲食店などで利用される技術です。このシステムは、販売、在庫管理、顧客管理などを一元化して行うことができるため、ビジネスの効率化を図る重要なツールとなっています。
レジは一日の終わりに会計データを取得するだけで十分ですが、商売を行う上でより有効な情報を分析し活用するためには、特別な機能が必要です。このような高度な機能を備えたレジを一般的なレジとは区別して「POS」または「POSレジ」と呼んでいます。
POSシステムは、販売時点のデータを蓄積し、必要な時に必要な形で集計し、次のビジネスアクションに役立つ情報を提供します。これにより、事業の業績に直接的な影響を与える重要なビジネスツールとなります。
日本のPOSシステムは、特にコンビニチェーンの成長を支え、その進化を続けています。何がいつ、誰によって売れているのかを即座に把握することができます。このデータはチェーン店舗での売上地点も明らかにし、効率的かつ無駄のない店舗運営を可能にします。
最近では、小規模な店舗チェーンや個人店舗でも、大規模店と同様に効率的な運営が可能なパソコンベースの比較的安価なPOSレジシステムが普及しています。また、タブレットベースのPOSシステムの登場により、導入がさらに手軽になっています。
POSシステムの概要
■POS=Points of Sales(販売時点)の略称。販売時の情報管理ツールのこと
■POSレジとレジスターとの違い=POSレジは商品販売データを記録、売上分析に利用できる
■POS導入のメリット=販売データで無駄のない店舗経営を可能にする
■POS導入の現状=タブレットベースのPOSレジシステムの登場で導入のハードルが下がった
さまざまな業種とPOSレジ
POSレジは、汎用性の高いタイプと特定の業種向けに特化したタイプに大きく分けられます。多くの小売業や一般的なサービス業では、必要とされる機能がほぼ共通しているため、これらの業種では「汎用POS」とも呼ばれる一般業種向けのPOSレジが広く利用されています。
一方で、特に飲食業や特定のサービス業のように、時間に応じたサービス提供や販売とサービスの複合的な運営を必要とする業種には、汎用POSでは対応しきれないニーズがあります。このような業種では、「業種特化型POSレジシステム」が導入されることが増えてきています。これらのシステムは専用設計されているため、導入費用が高額になることがあります。また、機能追加や税額の変更が必要になった場合には、追加費用が発生することも特徴です。
飲食店
飲食店では、POSレジが注文受付から支払い、キッチンへのオーダー送信までを一元管理し、スピーディーなサービス提供を可能にします。
小売店
小売店では、商品の売り上げ管理に加えて、顧客ごとの購買履歴を管理することで、パーソナライズされたマーケティングが実施可能です。
リユース・リサイクル店
リユース店では、商品の買取から再販までの流れを管理することが求められるため、専門的なPOSシステムが必要とされます。
業種によるPOSの特徴
■汎用POS=タブレットPOSの多くがこれに当たる。共通機能比較的安価に導入可能だが、汎用性重視の為、カスタマイズには向かない事が多い。
■業種特化型POS=自店の運用に最適化することが可能。専用設計の為導入費用が高額になる場合も。
リサイクル・リユース向けPOSシステムの特徴
リユース・リサイクル業種は、一般的な小売業とは異なり、商品の仕入れだけでなく、買取業務にも対応する必要があります。古物の買取を行う場合は、古物営業法に基づき、何時、誰から、何を、いくらで買い取ったかを記録し、必要に応じてその情報を提示できる管理システムが必須です。
また、商品をどの価格で買い取るかが利益やビジネスの基盤を決定づけるため、商品別の相場を管理する高度なPOSシステムが求められます。現在では、ブランド品、古着、楽器、工具、酒類、コミック本など、多岐にわたる商品を取り扱う総合リサイクル店舗やお宝ショップが存在します。これらの店舗は、競争が激化する中で、緻密なデータ管理が可能な優秀なPOSシステムを導入することにより、生き残りをかけています。
商売において「勘」に頼る時代は過ぎ去り、精密なデータに基づく運営が求められるようになっています。
以下はリサイクル・リユース向けPOSシステムの特徴的な機能です。
査定機能
中古品の買取価格は商品の状態や市場価値に応じて価格が変動します。それらを考慮した正確な価格査定を行います。
買取機能
リユースビジネスの特徴である「買取業務」向けの機能です。バーコード管理等で商品情報を自動呼出し、上記の査定機能と合わせて迅速な買取業務を行います。
在庫管理機能
買い取った商品の在庫状況をリアルタイムで把握し、適切な価格設定と在庫の最適化を行います。
リサイクル・リユース向けPOSについて
リサイクル・リユース業種では以下の理由からPOSの必要性が高い
■販売だけでなく、買取業務も発生するためデータ管理が必要
■古物営業法により、買取時の情報を提示できるよう管理することが必要
■相場情報や在庫情報等、データでの管理が有効な局面が多い
リサイクル・リユース特化型POSシステム「MOOV」
1990年代に開発された当社のPCベースPOSシステムは、当初は中古ゲームショップを中心にご利用いただいて参りました。様々な業態でご採用いただき、現在はリサイクル・リユース業に特化したシステムとして全国の多数の店舗で採用されています。初期はDOS版からスタートし、後にWindows版「VOICE」へと進化。現在は、クラウド版の「MOOV」としてさらに機能を拡張し、日々アップデートを重ねて運用されています。
弊社製品はビジネス環境の変化に応じて機能を進化させ、ユーザーの要望に柔軟に対応してきました。POSのクラウド化によるメリットは多岐にわたります。外部データベースとの連携、ハードウェア障害からの自由、導入の簡便さ、機能の追加やバージョンアップの容易さ、そして店舗とオンライン併売の実現など、インターネット環境を最大限に活用した進化を遂げています。
MOOVの代表的な機能
・買取査定機能
・商品検索機能
・相場管理機能
・買取承諾~買取台帳のデータ保存
・各種キャッシュレス決済連携
リユース業態での運用に特化した各種機能についてはぜひ以下のリンクより特集ページをご覧ください。
トレカショップで活かされる「MOOV」の機能
前身のPOSシステム「VOICE」で蓄積されたノウハウを基に開発されたクラウドPOSシステム「MOOV」は、現在、特にトレカショップにおいてその特性を存分に発揮しています。各種オプション機能やECサイトとの連携等を通じて、業務の効率化を大幅に推進し、利益の向上・顧客に選ばれる店づくりに貢献しています。
トレカショップ向け機能については以下リンクよりご覧ください。
クラウドPOSシステム・MOOVのポイント
①長年多数店舗で稼働した弊社パッケージの安定性+ユーザーからの要望を反映し機能を随時アップデート
②クラウド化によりハードウェア障害からの解放、導入設置の簡便さ、バージョンアップのスムーズ化
③トレカショップ向け機能も充実、トレカ特有のオペレーションの工数を大幅削減可能!
POSレジ・POSシステムについての解説、いかがでしたか?弊社製品を中心にご紹介いたしましたが
お客様がPOSを導入するきっかけに少しでも貢献できたら幸いです。