トレカショップ、窃盗被害急増中？！

ニュースで取り上げられることも多くなってきた、TCG（トレーディングカードゲーム）の高騰。
過熱するブームに比例して、残念ながら増えてきているのが【トレカショップの窃盗被害】です。
以下は2022年末にかけて発生したトレカショップの窃盗被害状況の一部です。

2022年11月　被害額2,500万円以上
2022年11月　被害額2,600万
2022年12月　被害額850万円
2022年12月　被害額150万円

発生頻度もさることながら、被害金額の大きさにも驚きを隠せません。
被害の内容はいずれも営業時間外に侵入し、高額商品を中心とした商品の盗難、ガラスショーケース等店内備品の破損も。中には新規オープン間もない店舗を狙った犯行もあり、店舗に多大な被害を与える結果になっています。

トレカが狙われる原因については、高騰で価格が上がっている、転売の需要がある他、同じカードが複数存在する為、足がつきにくく、売却が容易であることも拍車をかける要因となっているようです。

一躍注目の商材になったトレカ。取り扱うにあたっては、より一層の防犯対策が必要な状況です。

また、他のジャンルの商品を取り扱う場合も、小売店を営業するにあたって盗難対策は避けて通れない問題といえるでしょう。今回は注意喚起と店舗で行っていただきたい対策を取り上げます。トレカショップのみならず、MOOV導入をご検討中の皆様には是非本記事をご一読頂ければ幸いでございます。

営業時間中は主に万引き、営業時間外は窃盗、空き巣への対策を行いましょう。
店舗の防犯対策の一例をご紹介いたします。

高額商品の金庫保管

ショーケースの商品を、すべて閉店時にしまう事ができれば言うことはないのですが、膨大な在庫数の商品を都度出し入れするのは現実的には厳しいといえるでしょう。特に高額な商品だけでも、閉店時には金庫に保管しましょう。また、犯行にはバールのようなもので金庫をこじ開けようとする映像も確認されています。簡単には開錠できないよう、ある程度しっかりした作りの金庫を採用することをおすすめします。また、金庫ごと持ち出せないように設置の対策も併せて行いましょう。

防犯カメラの設置

まだ防犯カメラを設置していない場合は設置をおすすめします。
カメラは比較的安価なものから高機能高価格のものまで様々です。店舗規模や予算に合わせてチョイスしましょう。カメラが設置されていることを相手に認識させるだけでも抑止効果はあると考えます。

来店者への防犯意識アピール

犯人は事前に下見の為、来店することがあります。その為、店舗がしっかり防犯している事がわかるようアピールすることも重要です。前述の防犯カメラの設置がわかりやすいようにしたり、防犯ステッカー、ポスター等の掲示も有効です。

非常ボタン、センサーの設置

非常ボタンをスタッフがすぐ押せる位置に設置。出入口にセンサーの設置も有効です。不審者や緊急事態が発生した際に異常を即座に送信できるようにしましょう。

商品のバックヤード管理

商品をバックヤードに置いて、お客様には店舗に設置の検索機（タブレット、スマホアプリ）を使ってお客様に探してもらうシステム「サーチャーNEXT」は大好評をいただいています。POSやネット販売との連携も出来るので、防犯対策＋販売管理をこなせるツールです。