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樹脂切削 課題解決センター

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株式会社ヤマデン

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課題解決事例

機能向上低歪みグレード(POM)の採用による反り防止

高い寸法精度を出すことを目的として、当初は安価で加工性に優れる標準的なPOM(ポリアセタール)を採用し、切削加工を検討していました。しかし試作の機械加工を開始したところ、材料を削り進めるにつれてプラスチック特有の「反り(歪み)」が顕著に発生し、要求される平面度や平行度の許容公差を大幅に超えてしまいました。POM内部に潜む残留応力の解放が原因で、いくら加工条件や表裏の削り順序を工夫しても安定した寸法が出せず、歩留まりの悪化が予測されました。

標準のナチュラル材から、内部応力を極限まで抑えた「低歪みグレード(アニール強化・特殊変性POM)」へと材料を変更しました。一般的なPOMは押出成形時の冷え固まる過程で大きな内部歪みが残りやすい性質を持ちますが、低歪みグレードは特殊な製造プロセスによって残留応力が最小限に抑えられているため、大きく削り込んでも加工後の寸法変動を極めて小さく抑えることができます。

さらに、低歪みグレードは単に反りにくいだけでなく、標準のナチュラル材と比較して機械的強度や剛性にも優れているため、部品自体の耐久性向上にも繋がりました。結果として、加工後の手直しや不良廃棄のコストが完全にゼロになり、トータルコストの大幅な削減と位置決め精度の安定化を同時に達成しました。素材そのものの分子レベルでのアプローチにより、プラスチックの薄肉加工や非対称加工において懸念される反りの問題を解消できました。

低歪みグレード(POM)の採用による反り防止

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