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課題解決事例
機能向上高温用途に適した材質(PEEK)提案で顧客課題を解決
製品の加熱工程や熱処理装置に使用する構造部品において、装置の稼働効率を高めることを目的として、当初は200℃以上の高温に加熱される過酷な箇所へのプラスチック部品の適用が検討されていました。しかし一般的なエンジニアリングプラスチックでは、実稼働時の熱に耐えないため、お客様より最適な材質を提案してほしいとご相談いただきました。
連続使用温度が240℃を超え、熱変形温度も極めて高い最高峰のスーパーエンジニアリングプラスチック「PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)」へと材料をご提案しました。一般的な樹脂は高温域で機械的強度が著しく低下する性質を持ちますが、PEEKは200℃を超える加熱環境下であっても優れた剛性と抜群の引っ張り強度を維持できるため、熱による変形や軟化を完全に防ぐことに成功しました。材料価格は従来のプラスチックに比べ高価にはなるものの、高温下でも歪まない圧倒的な安心感と信頼性を得ることができます。
さらに、PEEKは耐熱性だけでなく、線膨張係数が小さいため高温時の寸法変化が極めて少なく、精密な機械公差を維持したまま稼働させることが可能です。これにより、熱サイクルによる部品の寿命低下や、度重なるメンテナンスによるライン停止のリスクが完全にゼロになり、トータルでのランニングコスト削減と生産効率の大幅な向上を同時に達成しました。




