service

提供するサービス

基板EOL対応・リバースエンジニアリング

長年使用されている産業装置や設備において、「主要部品が生産中止(EOL)となり、現行基板の供給を継続できない」「過去に外部委託した基板の図面・設計データが残っていない」「製造元が廃業してしまい、補修用基板を入手できない」といったお悩みはございませんか。

基板の再製作ができないばかりに装置全体の入れ替えを余儀なくされ、多大な設備投資が発生してしまうケースも少なくありません。

ヤマデンでは、現物基板の解析を起点に、回路図・部品表の起こしからパターン設計、生産中止部品の代替選定、基板製作、部品実装までを一貫してご提供する「基板EOL対応・リバースエンジニアリングサービス」をご用意しております。オリジナルと同等の機能・性能を再現し、現行設備の延命と設備更新コストの最小化に貢献いたします。

point1図面・設計データがなくても、現物基板から回路を復元します

「回路図が残っていない」「ガーバーデータが見当たらない」――そのような状況でも、現物基板をお預かりすることでパターン解析・回路図化・部品リスト作成を行い、基板を再現いたします。

ヤマデンは設計部門で最大26層までの多層基板設計実績を有しており、リバースエンジニアリングに関しては4層までの実績を保有しております。内層パターンの読み解きが必要となる多層基板のリバースエンジニアリングにも対応可能です。

両面基板から多層基板まで、難度の高い現物解析もご相談ください。「古い装置の基板設計データが見当たらない」とお困りの設計担当者様・購買担当者様、まずは現物を当社までお送りください。機能・接続の互換性を重視し、現場の継続稼働を支える代替基板をご提案いたします。

point2生産中止部品の再選定・コンパチ基板化までワンストップで対応

リバースエンジニアリングで最大の課題となるのが、生産中止(ディスコン)部品の取り扱いです。ヤマデンでは、使用部品の入手可否を調査したうえで、入手困難な場合には機能・特性が同等となる代替部品を選定し、コスト・品質の両面で最適な調達を行います。回路を見直したうえでコンパチブルな基板としてリメイクすることはもちろん、リレーや水晶発振器などの個別部品については、既存基板を改版せずに済むよう、ピンコンパチで使用可能な「変換基板」の製作にも対応しております。部品選定から再設計・実装・検査・出荷までを当社にてお引き受けし、お客様の工数を最小限に抑えながら基板を復元します。

point3回路・基板・ソフト・機構まで社内一貫、スムーズなリプレイスを実現

ヤマデンの強みは、回路設計・基板設計・ソフトウェア設計・機構設計、そして部材調達から製造・組立・配線・検査までを社内一貫で完結できる体制にあります。設計・購買・製造の各フェーズをシームレスにつなぐことで、短納期と高品質を両立いたします。マイコン(ルネサス製SH・RX・RL78等)やPLC(三菱電機・オムロン・キーエンス)を用いた制御ソフトを含むリプレイスにも対応可能で、ハードのみの再製作にとどまらず、従来と同等の制御・動作仕様を維持したまま装置全体を延命するご提案が可能です。試作から少量生産、量産まで、お客様のご事情に合わせて柔軟にお手伝いいたします。

対応スペック(リバースエンジニアリング関連)

・多層基板対応:両面基板~多層基板対応可能 ※4層まで実績あり
・基板サイズ:10mm×10mm~最大480×650mm
・部品調達:生産中止部品の代替選定・調達まで一貫対応
・ソフト含むリプレイス:マイコン(ルネサス製SH・RX・RL78等)、PLC(三菱電機・オムロン・キーエンス)の制御ソフト再構築にも対応

コーティング処理が施された基板の対応について

コンフォーマルコート等のコーティング処理が施された基板についても、リバースエンジニアリングのご相談を承っております。
ただし、コーティング除去(剥離)作業につきましては、薬剤・基板へのダメージリスク管理の観点から、原則としてお客様側にて実施いただいたうえで、当社へお送りいただく形 を基本とさせていただいております。コーティング除去後の基板であれば、通常の現物解析と同様にパターン解析・回路図化を進めることが可能です。除去方法に関するご相談や、対応範囲のご質問がございましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。

ROMデータの吸い上げ・逆アセンブル対応

リバースエンジニアリングにおいては、ハードウェアの再現だけでなく、基板上のIC(マイコン・ROM等)に書き込まれたプログラムの取り扱いが課題となるケースも多くございます。
ヤマデンでは、以下のような対応が可能です。

・ROMデータが残っていない場合 … 現物のICからROMデータを吸い上げ、新規製作基板へ書き込みます。

・ROMデータはあるが、ソースコード(プログラム言語のソース)が残っていない場合 … 逆アセンブルにて解析を行い、改修や移植が可能な形に整えたうえでリプレイスへつなげます。

ハードのみの再製作にとどまらず、従来と同等の制御・動作仕様を維持したまま装置を延命させたい――そのようなご要望にお応えいたします。

お見積りに必要なもの

スムーズなお見積りのため、以下をご準備いただけますとお打ち合わせがスピーディに進みます。

・解析対象の現物基板(原則1枚以上。動作確認可能な状態が望ましいですが、不動作品でもご相談可)
・ご希望の製作数量(試作のみ/量産前提など、想定数量)
・ご希望納期(特急対応のご希望有無)
・製作の背景・経緯(例:装置の補修用、設備更新の代替、メーカー廃業 等)
・動作仕様・接続情報(残存している資料・回路図・写真・取扱説明書など、断片的な情報でも構いません)

「資料がほとんど残っていない」というケースでも、現物さえあればご対応可能です。まずは現状をお聞かせいただき、対応方針をご提案いたします。

関連する課題解決提案事例

関連する技術情報・基礎知識

2026.07.03

基板リバースエンジニアリングの基本

基板リバースエンジニアリングとは?目的・手法・活用シーンを解説

産業機器や計測装置、医療機器など、現場で長く使い続けられる装置のメンテナンスを続けていると、ある日突然「基板を作り直さない...

詳しく見る
2026.07.03

基板リバースエンジニアリングの基本

生産中止部品で基板が作れない…EOL対応の選択肢を整理

ある日突然届く部品メーカーからの生産中止案内、いわゆるEOL通知は、装置を設計・保守する立場にとって最も頭の痛い知らせのひと...

詳しく見る