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製品事例
アクリル透明射出成形
こちらは弱電・家電やレジャー用品向けアクリル透明成形品の事例です。
全光線透過率が92%以上と非常に高く、ガラスに匹敵する透明性と耐候性を備えたアクリル(PMMA)樹脂を使用し、ボタン部品を射出成形にて製作しました。ロット数は1個から1,000個まで幅広く対応し、0.1mmから1/100mmレベルの成形精度を確保しながら、試作から量産までをシームレスに展開しています。透明樹脂の射出成形における最大の難所は、成形時に発生する樹脂の流動配向や冷却不均一による「内部応力(残留応力)」の抑制です。内部応力が残ると、光が透過した際に偏光や複屈折が生じて光学特性を損なうだけでなく、経時変化や外部衝撃によるクラック(ひび割れ)の原因となります。この課題に対し、設計段階での流動解析を徹底し、ゲート位置やランナー形状を最適化することで、樹脂の充填圧力を均等に分散させました。さらに、高温での金型温度管理と緩やかな冷却サイクルを設定することにより、内部応力を極限まで低減したクリアな成形体を実現しました。綿密な事前検証と成形条件の最適化により、初回試作で検収をクリアし、手戻りのない迅速な量産立ち上げを可能にすることで、お客様の新製品開発におけるリードタイムを大幅に圧縮しました。レンズやカバーといった高い光学特性と外観品質が要求される透明成形品の開発・製造は、ぜひ当社へご相談ください。