POINT
設計のポイント
立ち上がり検出(パルス化)による1回限り処理の確実な実行
解決できる課題
カウントの重複・処理の多重実行防止
実現したい仕様・課題
PLCはスキャンごとに回路を繰り返し実行するため、「ボタンが押されたら1回だけカウントアップする」「センサ通過ごとに1回だけデータを転送する」といった処理を接点のON状態のまま記述すると、ONしている間スキャンごとに何度も実行され、カウント値の異常や多重処理が発生します。
設計のポイント
信号のOFF→ONに変化した1スキャンだけ成立する立ち上がり検出(パルス化命令)を用いて実行条件を構成する設計とすることで、入力の保持時間やスキャンタイムに影響されず、カウント・データ転送・工程遷移などの「1回限り実行すべき処理」を確実に1回だけ実行できます。なお、センサ入力の性質によっては、瞬間的な信号を誤って検出と判断しないよう、一定時間ONが継続した場合に初めて検出確定とするフィルタ処理を組み合わせる場合もあります。
関連する設計のポイント
動作指令後のタイムアウト監視による機器異常の早期検知
出力条件の一元化による二重コイルの排除
手動/自動モード切替と手動操作時の安全条件設計
ラッチ(停電保持)デバイスの適切な使い分けによる停電復帰対策
通信タイムアウト監視によるフェールセーフ設計
位置決めユニット活用によるサーボ・ステッピングモータ制御
高速カウンタ機能によるエンコーダパルスの確実な取り込み
非常停止回路のハードワイヤード化による安全性確保
異常検知・アラーム履歴管理機能の実装
アナログ入力の移動平均フィルタとスケーリング処理
状態遷移管理(ステートマシン)によるシーケンス制御の構造化
タッチパネル連携によるパラメータ外部調整
デバイスコメント・ラベル活用による可読性向上
ファンクションブロック(FB)化による開発効率・保守性向上
インターロック回路による機器破損・事故防止
自己保持回路によるON/OFF操作の確実な状態保持